2025年8月2日(土)、6日(水)〜8日(金)、13日(水)〜15日(金)、20日(水)〜22日(金)、27日(水)〜29日(金)
2025年8月の毎週水曜日から金曜日。「NEW HORROR」をテーマに、現代アーティストが週替わりで上映や展示を開催します。
出展される作品の多くは、もともと「ホラー」を意図して制作されたものではありません。それでも私たちは、なぜかそこに“怖さ”を感じてしまう。血や悲鳴、おばけや絶叫が登場する典型的なTHE・ホラーとは異なる、新たな角度から「恐怖とは何か?」を問い直す試みです。
話題のサメ映画『温泉シャーク』の特別上映もあり!
夏の暑さも忘れる、ひんやり涼しい映像体験を、どうぞお楽しみください。
※本企画は「映画」に限らず、映像作品や展示も含まれます。
日 程:8月2日(土)、6日(水)〜8日(金)、13日(水)〜15日(金)、20日(水)〜22日(金)、27日(水)〜29日(金)
料 金:プログラムごとに異なります。
参加アーティスト:荒木悠、地主麻衣子、キング・オブホラー、山本篤、和田昌宏、[特別上映] 温泉シャーク
主 催:一般社団法人Ongoing
共 催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
日本発のサメ映画『温泉シャーク』を特別上映!観光客でにぎわう温泉地を舞台に、突如現れた凶暴なサメと人びとの戦いを描く。監督・脚本を担当する井上森人は、お笑いコンビ『そんたくズ』として現代美術界隈で活動している。
日 程:8月2日(土)
時 間:18:30 開場/19:00 上映開始
料 金:前売 800円、当日1,000円 ※高校生以下無料
定 員:50名(前売券含め先着順。定員に達し次第、受付を締め切ります。)
※1名につき1ドリンクのご注文をお願いします
※当日は特別物販あり
前売チケット販売URL:https://artcenter-new.stores.jp/
「NEW HORROR MOVIE」第1週は、映像作家・映画監督として国内外で注目を集める荒木悠。過去作と新作あわせて5本、約1時間のプログラムを用意。元々はホラーを意図して作られていない過去の映像作品も「NEW HORROR」というテーマのもとで見ることで、隠れていた違和感や猟奇性が浮かび上がってきます。さらに、本企画のために制作された新作も発表予定。5本5様の「恐怖」をじっくりとご堪能ください。
日 程:8月6日(水)、7日(木)、8日(金)
時 間:18:30 開場/19:00 開始
料 金:前売 800円、当日1,000円 ※高校生以下無料
定 員:50名(前売券含め先着順。定員に達し次第、受付を締め切ります。)
※1名につき1ドリンクのご注文をお願いします
前売チケット販売URL:https://artcenter-new.stores.jp/
荒木悠(あらき・ゆう)
アーティスト/映画監督
1985年生まれ。2007年ワシントン大学サム・フォックス視覚芸術学部美術学科彫刻専攻卒業。2010年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修士課程修了。文化の伝播や異文化同士の出会い、またその過程で生じる誤訳や誤解の持つ可能性に強い関心を寄せている。特に、近年の映像インスタレーションでは、歴史上の出来事と空想との狭間に差異を見出し、再現・再演・再生といった表現手法で探究している。ホラー映画が大の苦手。
お盆休みに登場するのは、映像作家・地主麻衣子。今回は、音のないサイレント映像や、「NEW HORROR」のために過去作を組み合わせて再構成された特別プログラムを発表予定。地主の映像には、恐怖をあおる演出はなくても、静かな風景やまなざしの中に説明できないざわつきや不穏さが潜んでいます。気づいた時には心の奥にじわじわ入りこみ、見る前の日常にはもう後戻りできなくなっているかもしれません。
日 程:8月13日(水)、14日(木)、15日(金)
時 間:18:00〜21:00(展示形式)
料 金:500円 ※高校生以下無料
※事前申込不要、当日直接会場までお越しください。
地主麻衣子(じぬし・まいこ)
東京を拠点に活動。多摩美術大学大学院絵画専攻修了。2019年~2020年にヤン・ファン・エイク・アカデミー(オランダ)のレジデンスプログラムに参加。
個人的な物語をテーマとしたドローイングや小説の制作から発展し、映像、インスタレーション、パフォーマンスなどを総合的に組み合わせた「新しいかたちの文学的体験」を創作する。主な個展に「MAMプロジェクト031:地主麻衣子」(森美術館、東京、2023)、「親密さと距離」(Centre A、バンクーバー、2023)、「欲望の音」(HAGIWARA PROJECTS、東京、2018年)。主なグループ展に「Disruptive Landscapes: Contemporary Art from Japan」(クライストチャーチ・アートギャラリー、クライストチャーチ、2025)、「アジアン・アート・ビエンナーレ2024」(国立台湾美術館、台中、2024)、「遠距離現在」(国立新美術館、東京:熊本市現代美術館、熊本:広島市現代美術館、広島、2023-2024)、「黄金町バザール2024」(八番館、横浜、2024)など。
メンバー全員が21世紀生まれ!5人組のアーティストグループ「キング・オブホラー」が、展覧会を開催します。なんと今回が初結成、事前情報は一切なし。どんな展示になるのかは、まだ誰にもわかりません。でもご安心(?)ください。参加アーティストの顔ぶれとグループ名から、怖いことは間違いなし、です!
日 程:8月20日(水)、21日(木)、22日(金)
時 間:12:00〜20:00(展示形式)
料 金:500円 ※高校生以下無料
※事前申込不要、当日直接会場までお越しください。
キング・オブホラー
「キング・オブホラー」は2025年に千葉で結成されたグループ。メンバーは籠田沙希、杉村木来、肥田将磨、松岡はる、門馬圭胤。5人全員が21世紀生まれ。2024年に大学を卒業後はそれぞれ東京・千葉・茨城を拠点に各々活動。本展がグループとして初の発表となる。
「NEW HORROR MOVIE」最終週は、山本篤と和田昌宏による二本立て。
山本は、自身の未編集映像素材保存フォルダから発掘した未発表の短編・中編作品を複数点発表。和田は、霊能者の協力のもと、超自然的な“出演者たち”が登場する《名前は浮かばない》を上映します。
「追いかける怪物や殺人鬼に向かって許しを乞うようなシーンがホラー映画でよくある気がするのですが、それと同様に、わざわざ見に来てくれる観客に「許して・・・」と乞う自分を想像しながら、上映に臨みたいと思っています。」(山本篤)
見る側も試される「NEW HORROR」の終着点。どうぞ心してご来場ください!
日 程:8月27日(水)、28日(木)、29日(金)
時 間:18:30 開場/19:00 開始
料 金:前売 800円、当日1,000円 ※高校生以下無料
定 員:50名(前売券含め先着順。定員に達し次第、受付を締め切ります。)
※1名につき1ドリンクのご注文をお願いします
前売チケット販売URL:https://artcenter-new.stores.jp/
山本篤(やまもと・あつし)
1980年東京都生まれ。多摩美術大学絵画学科卒業。2003年にベルリンへ渡り、映像制作を始める。2018年には文化庁新進芸術家海外研修でベトナム・フエに滞在。平日は会社員として働き、休日に撮影するスタイルを貫き、300本以上の作品を制作してきた。生きることの意味と無意味さを問う、社会派のフィクションから私的なドキュメンタリー、コント的な実験映像など多彩な作品を発表している。主な展覧会に「寄る辺ない情念」黄金町バザール2024(2024)、「昨日の神殿」Art Center Ongoing (2024) 、「MY HOME IS NOT YOUR HOME」シュウゴアーツ(2022)など。
和田昌宏(わだ・まさひろ)
1977年東京都生まれ。
自身が置かれている身の回りの生活環境や人物、展示場所に関係する人物や風土・風景などに反応しながら、サイトスペシフィックな彫刻やインスタレーション、映像を制作している。個人としてアーティスト活動の他、「国立奥多摩美術館」や「Ongoing Collective」など、オルタナティブスペースやアーティストコレクティブの活動にも関わっている。主な展覧会に、「映像小屋2 / 接続の光」 (シュウゴアーツ、2024)、「芸術激流」(多摩川+国立奥多摩美術館、2024)、「手作り餃子ホー・・・」 (Art center Ongoing、2021)、「Asian Art Award 2018」(寺田倉庫、2018)、「横浜トリエンナーレ2014」(横浜美術館、2014)などがある。現在、初監督長編映画「Songs For My Son」(2025)の公開を準備中。
Art Center NEW
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい 5-1 新高島駅地下 1 階
みなとみらい線「新高島駅」下車、地下1階直結。横浜駅」東口から徒歩約10分。