1998年生まれ、2022年武蔵野美術大学彫刻学科卒業。
ある共通点で結びつけて形にし、身体の外に存在させることでしか知覚できないことをテーマに、立体や映像など様々な媒体で制作している。例えば、暖かい洗濯物に突っ伏した時の顔の冷たさ、可愛がっていた犬について恋人が話す様子、通過電車に速度で隔てられた世界を感じたことが混ぜ合わさり、高速回転する黄金色の毛に顔を埋めるイメージが浮かんだ。それを作品《はやいぬ》として目の前に現すと、「他者が全力で稼働する様子の、その全力さや自分との関係の無さが愛おしくて笑ってしまうこと」について知覚していたことに気付く。
主な個展に『第1回BUG Art Award グランプリ受賞者個展 ザ・ネイムズ・オン・ザ・ビーチ
』(2025)、『リンクスケーター』(2023)など。
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