臼井仁美

東京都出身。海洋生物資源科学を専攻した大学を卒業後、2004年東京藝術大学入学、2010年同大学大学院修了。主な個展に2022年「やまは蔵、まちの原木、ケズリカケの木々」 秋田市文化創造館があり、2017年にHIAP–Helsinki International Artist Programme、2025年にNordic Artists’Centre in Daleに滞在。
先史に木器時代があったことを想像しながら、人間と植物との関わりや民俗文化へ関心を持ち、制作やリサーチを行う。作ることが他者と、そして非人間なるものの理解の方法であり、人間の営みと生物の姿、その関係性を表す作品を制作する。近年は、人間が役割を乗せて使用してきた木製品を削りかけることで、それはいつまでも「木であり続けている」ことを明らかにし、木と人の記憶に眼差しを向ける取り組みを行う。
https://www.instagram.com/hitomiiusu/
https://hitomi-usui.tumblr.com/

撮影:中島悠二

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