NEW SCHOOL 「5つの都市の断面図」 1月16日(金) 佐藤海 ワークショップ「都市体験を綴(つづ)る/綴(と)じる」

1月16日(金)にNEW SCHOOL「5つの都市の断面図」の第1回講座が行われました。第1回の講師は渋谷パルコにある「GAKU」という10代向けのスクールで働かれている佐藤海さんをお招きし、ワークショップを行いました。

ワークショップの説明をする佐藤さん
ワークショップの説明をする佐藤海さん<右>

佐藤さんはお仕事でももちろんですが、個人の活動としてご友人をはじめいろいろな人と共同して本を作る活動をされています。

佐藤さんが持参したZINEや参考用の書籍

佐藤さんは学生時代にZINE(自費出版の本)と出会って、「本ってこんなに簡単に作れるんだ!」と気づき、それからZINEの制作を続けているとのことでした。佐藤さんから「ラフに作っていきましょう」とお話があったように、気軽に楽しく都市の経験を本にしてみる、という感覚の元ワークショップが始まりました。

「和綴じ」の講習中

「都市体験を綴(つづ)る/綴(と)じる」というテーマで行われた今回のワークショップですが、受講者は事前に自分が住んでいる街やそこでの体験を素材として持ってくるという事前課題が設けられていました。

その素材を使ってひとつの本を作る。持ち寄ってきた都市の体験を本として「綴じる」ことを意識しながら、様々な製本方法を試してみる。ZINEや本を作ったことのない受講者の方も多かったようですが、黙々とでも楽しそうに作業に取り組む様子が見られました。

撮ってきた写真をどのように使うか実験したり、持ってきた素材をつなげてみたり切ってみたり。ミシンで製本してみたり、和綴じや無線綴じにチャレンジしてみたり。たくさん本を実験的に作ってきた佐藤さんが講師だからこそ、素材を自分なりに編集するための手段をたくさん知っていて、受講者それぞれのお気に入りの本の作り方ができたのではないかと思います。

講評では個人の作品を説明しながら、自分の住んでいる都市について、そして自分について、受講者同士が共有できる空間となっていました。

参加者による発表の様子

やはり自分の住む都市に見つめなおしてみると自分と都市のつながりを再認識でき、自分が住む都市からどんな影響を受けているか、自分がいつも都市をどのようなまなざしで見ているか、など様々な視点が得られたのではないかと思います。

次回のスクールは横浜国立大学院都市イノベーション研究院教授の彦江智弘さんをお招きして「都市を詩作する」講義とワークショップを行います。

文・Art Center NEW インターン 紺野心彩