ANTIBODIES Collective New Creation / Performance『A/PRAXIS』“無冠のカーニバル”

ーーーーー横浜みなとみらい線「新高島駅」直結にリニューアルされたART CENTER NEW（元BANKART STATION) にてWork in Progress公演を行います。細く長い６０mに及ぶ空間とコンクリートのギャラリースペースなど全て使用し、観客は自由に鑑賞できる回遊形式で行います。関東での公演は東京丸の内の科学技術館「EAST EAST」でのパフォーマンス以来の約3年ぶりとなります。

ジェノサイドと終わりなき戦争からライブストリーミングされることが平常となった世界。
その沈黙と狂気に語りかけるANTIBODIES Collectiveによる「トータル・アート・シアター」をぜひご体験ください。

公式HP：https://www.antibo.org/news/antiboyokohama2026-e2wzm

開催概要

日程｜2026年1月11日(日) 　開演/ 14:00 & 18:00　(開場は開演の４５分前）
会場｜Art Center NEW ( 神奈川県横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅 B1F)
前売料金｜自由席・税込
一般：￥3800＋1drink
U-25：￥3,000＋1drink
小中高生：￥2000(前売・当日共通)
※当日券は各料金＋500円、1drinkは当日バーで支払い

[チケット予約]　
PEATIX（事前決済）
当日精算チケット申込
TEL: 080-4821-6545／MAIL:ticket@antibo.org
お名前・TEL・Mail・ご希望の回・チケット種類と枚数を明記の上【ANTIBO公演】と題して送信ください。

【無冠のカーニバル】作品について

戦後のサブ・カルチャーの多くは、近代化より衰退を続け形骸化した「祝祭」と、その機能の現代における再生という構図のなかで語られてきた。しかし日常と非日常の境界にあらゆる意味が絶えず生成する「祝祭」の時空はどれだけ再発見されたのだろうか？　今日の「祝祭」は社会の管理システムを侵犯し、民衆的な声を取り戻すどころか、むしろ高度消費社会に順応することで、カーニバレスクな現代資本主義のあり方を正当化しているのでは無いだろうか？　イデオロギーとしての「祝祭」は超階級的であり、逆説的に社会的闘争を鎮め、個々の内側へと追いやる役割を果たしているようにも思える。

「無冠のカーニバル」は、危機の時代におけるコレクティブな実践の可能性のなかに、引き裂かれた現実を再構築するための手がかりを探るものであり、「祝祭」の現代における復権を目指すものではない。それは「祝祭」を秩序の外部とするのでも、商業的な合理性から切り離してかつての儀礼的な構造に帰着させるのでもなく、自己と他者、帝国と植民地、古典的なものとグロテスクなものなど、様々な境界が多層的に侵犯されると同時に意識される戦略的な状況として捉えなおすことで、「祝祭」の虚構化に作用してきた権力を解体していこうとする挑戦なのである。

本企画・公演についてのお問い合わせ先
一般社団法人ANTIBODIES Collective (制作：滝村)　
〒606-0085 京都府京都市左京区上高野隣好町 2-5　
☏：080-4821-6545 　✉：contact@antibo.org