NEW SCHOOL
CREATIVE COMPASS
次世代アーティスト/インディペンデントキュレーター・コーディネーターのための実践知識
(企画・モデレーター: 一般社団法人 something like this)

NEW SCHOOLとは

NEW SCHOOLはArt Center NEWで開講する連続講座です。多彩な分野のエキスパートを講師に招き、今学ぶべきテーマのもと、そこに集う人それぞれが新たな自分を発見できる場や機会を共に作り上げて行きます。あたらしい学びの場はあなたの参加を待っています。

本講座について

作品・企画をつくる力だけでは、アーティスト/キュレーターとしてのキャリアは続かない——そんな現実に向き合い、現場で役立つ「実践知識」を体系的に学ぶ場として本講座は設計されました。
「CREATIVE COMPASS(クリエイティブ・コンパス)」は、若手から中堅のアーティスト・インディペンデントキュレーター・コーディネーターを対象に、展示・インストールの技術、アートと法・契約の基礎、助成金やレジデンスなどの支援制度の活用法、ワークショップの設計と実践まで、6回にわたって段階的に習得していく連続講座です。一般社団法人something like thisのメンバーがモデレーターを担い、各テーマの第一線で活動する専門家・アーティストをゲストに迎えます。受講者同士の交流や議論を重視した通し受講制のプログラムです。

開催概要

主催:一般社団法人 something like this、一般社団法人Ongoing
共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
企画・モデレーター: 一般社団法人 something like this(slt : 天野太郎、作田知樹、下山彩、竹林陽一)
期間: 2026年6月〜8月 全6回 金曜日(基本隔週、ただし第1回と第2回、第4回と第5回は連続週開催となります)
会場: Art Center NEW(横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1階)
受講料: 27,000円(通し受講)
※定員に達しなかった場合、単発受講枠を設ける場合があります(5,000円/回)。
定員: 30名(通し受講のみ募集)
※定員に達した場合は、キャンセル待ちとして受付いたします。 お申し込み後のお支払い未完了やキャンセル等により空席が生じた場合、キャンセル待ちの方へ順次ご連絡いたします。
対象: 若手〜中堅アーティスト、インディペンデントキュレーター・コーディネーター
申込方法: 下記 応募フォーム よりお申し込みください。受付後、開講前までに指定口座へお振り込みいただきます。

講座スケジュール

第1回 6/26(金)20:00〜21:45 オリエンテーション
モデレーター&講師:slt 天野太郎・slt作田知樹
講座全体の概要説明と受講者同士の自己紹介。6回を通じてともに学ぶ仲間と出会い、自分が何を持ち帰りたいかを言語化するところから始めます。

第2回 7/3(金)20:00〜21:45 展示その1:展覧会設営に関する基礎知識
モデレーター:slt 下山彩
講師:木村泰平 (スーパー・ファクトリー)
展覧会設営の仕事はどのようにして始まるのか。主催者やアーティストの要望を紐解き、図面化し、現場で具現化するまでにはどんな手順が踏まれているのか。これまで講師が携わった設営現場でのさまざまなケースのご紹介も交えながらお話しします。後半は事前アンケートをベースに、作品や機材を設置する際の留意点や基礎知識について、受講者の悩みにお応えする時間も設けます。

第3回 7/17(金)20:00〜21:45 展示その2:アーティスト/インストーラー/アートコレクティブ
モデレーター:slt 下山彩
講師:荒渡巌、海野林太郎、高見澤峻介 (カタルシスの岸辺)

カタルシスの岸辺は、メンバーそれぞれが一人のアーティストであり、展示インストーラーでもあり、コレクティブの一員でもあります。多面的な活動で得た知見が相互作用を生み、また別の活動へと生かしていく、その循環的なアートの実践方法についてご紹介します。

第4回 7/31(金)20:00〜21:45 法と契約のケーススタディ
モデレーター/講師:slt 作田知樹
著作権・肖像権・展示契約・委嘱契約・報酬交渉など、アーティストが直面しやすい法的場面をケーススタディ形式で学びます。終了後個別相談タイムあり。

第5回 8/7(金)20:00〜21:45 助成金・スカラーシップ/フェローシップ・レジデンス
モデレーター:slt 作田知樹
ゲスト:小川希(Art Center NEW・Art Center Ongoing ディレクター)

国内外の各種助成制度、スカラーシップ、アーティスト・イン・レジデンスの活用法について、申請戦略から現場の経験まで。

第6回 8/21(金)20:00〜21:45 アートワークショップの実践
モデレーター&講師:クリエイティブ・ジャングル(slt 竹林陽一・青山悟・原良介)
アーティスト・画家・ビジネスパーソンの3名によるユニット「クリエイティブ・ジャングル」が、アートに親しみのない人々を巻き込むワークショップの実践者として、その設計や実践、参加者との関係性にも触れながら、参加者自身も手を動かす体験型回として、本講座では「運と縁」をテーマとしたワークショップも行う。パナソニック、Yahoo Japan、味の素、富士フイルム、慶應義塾大学大学院など500名超の実績から凝縮したプログラムをお届けします。

応募方法

こちらの 応募フォーム より、以下の必要事項をご記入、添付の上お申し込みください。
(応募締切:6月12日23:59)
1.お名前
2.フリガナ
3.電話番号
4.メールアドレス
5.一般or学生
6.所属 
7.参加理由、あるいは参加にあたって伝えたいことWEBサイトやポートフォリオ、SNSなどこれまでの活動がわかるもの(10MBまで)

講師プロフィール

第2回(7/3)
木村泰平(Taihei Kimura)
2012年3月 東京藝術大学 美術研究科 先端芸術表現専攻修了。同年4月より作家活動の傍ら、スーパー・ファクトリーの現場に参加し始める。2015年には拠点を関西に移し、愛知県以西の現場を担当。2026年スーパー・ファクトリー株式会社 関西統括役員に就任。

第3回(7/17)
荒渡巌(Arawatari Iwao)
東京生まれ。2017年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。超現代的な事物と「私」という一個体との間に横たわる時間や風景、人間の営みに傾注し、制作を行っている。サロン・ド・プランタン賞受賞。主な展示に「転生 / Transmigration 2015」Alang Alang House(ウブド)、「カオス*ラウンジpresents『怒りの日』」(いわき)などがある。若手芸術家による実験販売活動「カタルシスの岸辺」の店長でもある。2018年に公益財団法人 自然農法国際研究開発センター本科研修生を修了。

海野林太郎(Unno Rintaro)
美術家。宗教的イコン、FPSゲーム、ウェブ上の猥雑な広告、無声映画、無人航空機など多様なモチーフを扱い、映像やインスタレーションを主軸に制作するほか、絵画、立体、テキストなども手がける。美術制作を始める以前には、幼少期から聖書を学び、伝道師を志していた経験を持つ。 宗教とメディア、人間とメディアの関係について思考しながら、現代における「信じること」のかたちやあり方を探求し、表現している。 その活動において、自身を中間的存在としての「アート・エンジェル」と位置づけている。
主な活動として「美しさ、あいまいさ、時と場合に依る」(kudan house,2026) 個展「奇跡」( EUKARYOTE,2024)、「Phantasmapolis – 2021 Asian Art Biennial」(國立臺灣美術館,2021)などがある。

高見澤峻介(Takamizawa Shunsuke)
2019年]東京藝術大学大学院 修士号取得。「火」や「光」といった原始的なメディアを通じて、現代の視覚環境やコミュニケーション技術の社会的・技術的基盤を中心に作品を制作。ラーメンを想像してください。それは丼に入っていますか?床にぶちまけられたらラーメンは、ラーメンではなくなるのでしょうか?鍋から直接食べてもおいしいでしょうか?つまり容器や環境が物事の認識をどのように変えうるか、ということが私の関心事です。  主な活動として山梨メディアアート・アワード」グランプリ受賞(GASBONMETABOLISM ,2024)、グループ展「Silent Category」(クリエイティブセンター大阪 ,2021)、個展「Screening Organon」(CASHI ,2020)などがある。

※カタルシスの岸辺
荒渡巌、海野林太郎、高見澤峻介を中心に2017年に東京で結成された「マテリアルショップ」。プロジェクト毎に参加作家が変わりつつ、現在は大山日歩、宍倉志信、鈴木雄大、岡千穂、みずしまゆめを含めた8人で「ショップ」という形式で様々な表現活動を行っている。

第5回(8/7)
小川 希(Ogawa Nozomu)
2008年に東京・吉祥寺に芸術複合施設「Art Center Ongoing」を設立。中央線沿線のアートプロジェクト「TERATOTERA」チーフディレクターも務め、文化庁新進芸術家海外研修制度によりウィーンに滞在。2025年、横浜に「Art Center NEW」を設立。令和6年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

第6回(8/21)
青山悟(Aoyama Satoru)
アーティスト。1973年東京都生まれ。 1998年ロンドン・ゴールドスミス・カレッジのテキスタイル学科卒業、2001年シカゴ美術館附属美術大学で美術学修士号を取得。工業用ミシンを用い、産業革命以降手仕事を代替してきた機械を象徴として、労働や芸術の価値、ジェンダーなどの社会問題を主題に制作を行う。目黒区美術館「刺繍少年フォーエバー」(2024年)など。展覧会での作品発表にとどまらず、近年は学校におけるこども向けのワークショップ活動なども展開している。令和6年度芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。

原良介(Hara Ryosuke)
画家。1975年神奈川県生まれ。 2000年多摩美術大学美術学部絵画学科卒業、2002年同大学院修了。「トーキョーワンダーウォール公募2001」大賞受賞。自然物や人物を主なモチーフに、日本独自の自然観を根本に据え、空間として構築する絵画制作を続ける。東京オペラシティアートギャラリー(2009年)、茅ヶ崎市美術館(2012年)、平塚市美術館(2025年)などで個展を開催。2013年から2017年まで多摩美術大学非常勤講師を務め、2026年度より東京造形大学非常勤講師も務める。

<モデレーター・something like this (slt)メンバープロフィール (登壇順)>

天野太郎(Amano Taro)
東京オペラシティアートギャラリー、チーフ・キュレーター。美術評論家連盟所属北海道立近代美術館勤務を経て、1987年の横浜美術館開設準備室より同館で、2015-2021年まで横浜市民ギャラリーあざみ野、2021年より東京オペラシティアートギャラリーにて、国内外における数々の展覧会企画に携わる。「横浜トリエンナ一レ2005」でキュレーター(2011年、2014年はキュレトリアル・ヘッド)、「札幌国際芸術祭2020」では統括ディレクターを務めた。担当した主な展覧会に、「戦後日本の前衛美術」(1994)、「ルイーズ・ブルジョワ」(1997)、「菅木志雄 スタンス」(1999)、「奈良美智I DON’T MIND, IF YOU FORGET ME.」(2001年)、「ノンセクト・ラディカル 現代の写真III」(2004年)、「考えたときには、もう目の前にはない 石川竜一」(2016)、「新井卓Bright was the Morning一ある明るい朝に」(2017)、「金川晋吾長い間」(2018)、「田附勝KAKERA きこえてこなかった、私たちの声」(2020)、「関川航平 今日」(2020)、「石川真生 ─私に何ができるか─」(2023)など多数。

作田知樹(Sakuta Tomoki)
1979年生まれ。文化政策実務家・研究者。行政書士(東京都行政書士会所属)。専門は知的財産法、文化行政、文化権(文化的権利)、国内外の検閲・表現規制。
2004年に法律家による非営利団体「Arts and Law」を創設。国や地方自治体の文化機関、シンクタンク等にて芸術文化行政の事業、助成等の実務と調査研究に従事しつつ、芸術文化のプロフェッショナル向けアドバイザーとして活動。2020年5月〜2022年3月文化芸術創造都市横浜・臨時相談センター「YES!」相談窓口 開設支援・相談員統括、元ヨコハマ国際映像祭CREAM2009アシスタント・キュレーター、元国際交流基金ロサンゼルス日本文化センター副所長。著作に『クリエイターのためのアートマネジメント 常識と法律』など。日本文化政策学会、デジタルアーカイブ学会会員。京都精華大学大学院非常勤講師。

下山彩(Shimoyama Aya)
一般社団法人 something like this 理事。東京造形大学卒業後、2007年から2012年まで株式会社アートフロントギャラリーにて「越後妻有アートトリエンナーレ」事務局に所属。2012年よりスーパー・ファクトリーに参加し、都内を中心に美術館やギャラリー等の展示設営に広く携わる。また、2015年から2021年まで東京・初台にてオルタナティブ・アートスペース「krautraum(クラウトラウム)」を企画運営。展覧会のほか、アーティストや批評家との協働によるトークイベント、ワークショップ、上映会等を開催した。

竹林陽一(Takebayashi Yoichi)
一般社団法人 something like this 理事。(株)クリエイティブ・ジャングル(経営コンサル等)および(株)origimoss(苔の緑化等) 代表取締役。東京大学工学部卒業後、米コロンビア大学大学院博士課程中退(分子生物学専攻。 M.A.取得)。2001 年からのニューヨーク生活をきっかけにアートに関心を持つ。帰国後、 モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス等で金融商品開発に従事した後、 ベンチャー業界へ。主に農業、アート、医療、ハイテク領域で CEO/CFO として経営参画した。一方で、2018年より、現代アートを通じたビジネスパーソン向けの教育活動を開始し、その後はアーティスト支援、コミュニティ形成 (Funwow) にも携わる。日本農業経営大学校非常勤講師なども兼務。


※本講座は対面形式で実施します。欠席した回については記録映像を後日共有します。
※6/26(第1回)と7/3(第2回)、7/31(第4回)と8/7(第5回)は2週連続開催となります。

本講座についてのお問合せは、Art Center NEWのCONTACTページよりお問合せください。