
NEW SCHOOLはArt Center NEWで開講する連続講座です。多彩な分野のエキスパートを講師に招き、今学ぶべきテーマのもと、そこに集う人それぞれが新たな自分を発見できる場や機会を共に作り上げていきます。あたらしい学びの場はあなたの参加を待っています。
映画制作を学ぶということは、カメラや編集ソフトを扱う技術を学ぶことだけではありません。世界を観察し、 記憶を集め、偶然を受け入れ、それらをひとつの小さな宇宙として構築していくこと。その過程のなかで、映像 と音は新たな関係を獲得し、一つの作品として立ち上がります。本講座では、映画、美術、音楽、コラージュ、 実験映画などを横断しながら、映像表現の根本にある「イメージの制作」について考えます。
講義だけでなく、 コラージュ制作やフィルム制作ワークショップ、参加者同士のディスカッション、講評を通して、それぞれが自分自身の表現を発見し、深めていきます。映像制作の経験や使用機材は問いません。映像作品をつくる人だけでなく、美術、写真、音楽、パフォーマンスなど、表現に関心のある方であればどなたでもご参加いただけます。
完成した作品を目指す講座というよりも、自分だけの「小さな宇宙の構造」を発見するための5日間です。
国際的に活動する映像作家・アーティストである牧野貴が、自身の25年以上にわたる制作・上映・教育活動を もとに構築した、少人数制の実践講座。 映画や実験映像にとどまらず、コラージュ、写真、フィルム、音、デジタルメディアなどを横断しながら、「イメージをつくる」とはどういうことなのかを参加者とともに考え、実践する。
本講座は単なる映像制作の技術習得を目的としたものではない。参加者それぞれが持つ記憶や感覚、収集した素材、イメージを出発点とし、それらを組み合わせながら独自の映像表現を組み立てていく。講義と実践を往復しながら、最終的には各自が短編映像、あるいは映像インスタレーションのプロトタイプを完成させることを目指す。
また、作品制作に加え、展示や上映の方法、作品を発表する場の考え方、国内外で継続的に活動するための視点についても、講師自身の実体験を交えながら共有する。
作品を完成させることだけでなく、その先へと制作を発展させていくための思考と実践を学ぶ機会としたい。
【この講座で扱うこと】
・映像とは何か
・音と映像の新しい関係
・コラージュと思考
・偶然性を作品へ取り込む方法
・時間を編集するということ
・フィルム、手描き、デジタル・3D
など様々なイメージ生成
・展示と上映、それぞれの作品設計
・完成よりも「発見」を重視した制作
期間:2026年10月30日(金)〜11月27日(金) 全5回 毎週金曜日
主催:一般社団法人Ongoing
共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
講師、企画:牧野貴
会場:Art Center NEW(横浜市西区みなとみらい5-1 新高島駅地下1階)
定員:20名程度
受講料(素材費込み):一般:22,000円(税込) 、U24:15,000円(税込) ※U24は24歳以下の方が対象です。
応募方法:本ページ下部の応募フォームより必要事項をご記入の上、お申込みください。
応募締め切り:2026年10月28日(土)23:59 ※応募締め切り前でも、定員に達し次第受付を終了します。
•参加者顔合わせ、短い自己紹介
•講師による講義 作品参考上映
•アートと映画の境界 •映像と音楽について
【課題1】
「個人的宇宙の採集」参加者それぞれが制作の素材となる画像・映像・写真・音・文章などを収集する。
•コラージュの歴史
•イメージの編集と思考
•偶然性の導入
•アナログコラージュ制作 •無意識を作品制作に使用する感覚を掴む
実習
講師が準備した紙媒体や印刷物、参加者の持ち寄った素材を用いたコラージュ制作。
【課題2】
完成したコラージュをもとに各自最終日プレゼンのプランを構築する。
•16mmフィルム ハンドペイントやアニメーションの技術を使い映像制作
•光学現象の活用(減光遅延法)
•多重露光、多重プロジェクション
•フィルムから光学的に音を生成する
•アナログシンセサイザーの活用
実習 フィルムへの直接描画および投影実験。参加者自身が光そのものを音素材として扱う体験を行う。
【課題3】
制作したフィルムと音をもとに、各自プレゼンのプランを構築する。講師はフィルムを回収し、それらをデジタル化してくる。
•各自にデジタル化した映像素材を渡す。デジタルの導入。
•各自の制作進捗確認
•個別アドバイス
•編集の技術的相談
•展示・上映形式の検討
この回では講師が参加者一人ひとりと対話しながら作品完成へ向けて伴走する。
•各自作品発表
•総括講義
•ディスカッション
完成作品を共有し、それぞれの今後の制作につながるフィードバックを行う。 希望者には今後の発表機会や海外展開についてもアドバイスを行う。

牧野貴 Takashi Makino
映像作家、美術家。 1978年東京都生まれ。映画、現代美術、ライブパフォーマンスの領域を横断しながら、光と時間、記憶と知覚 をテーマに作品制作を続けている。2000年代初頭より活動を開始。16mmフィルム、デジタル映像、写真、コ ラージュ、サウンドを独自に融合させた作品群は、従来の映画表現の枠組みを拡張するものとして国際的に高い 評価を受けている。作品は世界各国の映画祭、美術館、アートセンターで上映・展示されており、これまでにヨ ーロッパ、北米、南米、アジア各地で特集上映や個展を開催。
映像作品のみならず、多面スクリーンによるイン スタレーション、ライブ・オーディオビジュアル・パフォーマンス、コラージュ作品など、多様な形式で発表を 続けている。 近年は映像と音響による大規模な没入型作品や、コラージュを起点とした新たな映像制作手法の探求を行う一方 で、教育活動にも力を注いでいる。日本国内の大学や専門機関に加え、スペインの映画学校EQZE(Elias Querejeta Zine Eskola)では2019年より継続して特別講義とワークショップを担当。これまで世界各地で数 多くのレクチャーやワークショップを実施してきた。 映像を単なる記録や物語の媒体としてではなく、「知覚を変容させる体験」として捉えるその実践は、多くの若 手作家や研究者にも影響を与えている。現在は神奈川県を拠点に制作を続けながら、映画、美術、音楽の領域を 横断するプロジェクトを国内外で展開している。
応募フォームに以下の必要事項をご記入の上、お申し込みください。
1.メールアドレス
2.氏名
3.氏名フリガナ
3.電話番号
5.申込種別(一般またはU24)
7.参加理由、あるいは参加にあたって伝えたいこと