淺井裕介
1981年東京都生まれ。制作地で採取した土や水を用いて描く「泥絵」、マスキングテープにマーカーで描く「マスキング・プラント」、鹿の血液から精製されたプルシアンブルーによる「青い血の絵」など、様々な素材と手法を駆使して絵を […]
MORE2026.06.20 [土] _ 8.16 [日]
12:00〜20:00 水、木曜休館 一般1000円、大学生800円、高校生以下無料 共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
NEW主催
本展は「アースワーク」をキーワードとしています。ここでは「アースワーク」を1960年代以降に展開された大地を素材にした芸術作品に限定せず、より広く「堆積、浸食といった大地自体の造形作用と、掘削、埋戻し(あるいは彫像、塑像)といった人間の造形作用が応答し合う場」と捉え、トンネルや堤防等の土木構造物などをも含めて考えます。
ところで会場となるArt Center NEWは、地下鉄の新高島駅の構内に位置しています。この空間は約1万年前以降の温暖化の影響で海水面が上昇したことによって海になり、明治期に鉄道建設などに際して埋め立てられ陸となり、その後地下鉄駅建設のため大きな穴を掘って築造されました。そして今もなお、地下水位以下にあるこの空間の壁面からは地下水が侵入してきていて、この空間自体も動き続ける一つの「アースワーク」であると言えます。
本展ではこのように大地の造形作用と人間の造形作用が応答し合う場を広義の「アースワーク」と捉えた上で、10組のアーティストとコレクティブによる作品が展開されるとともに、いわゆる芸術作品でない造形物も展示される予定です。「アースワーク」を起点に、人間と大地、サイトとノンサイト、物質と観念といった、さまざまな近代的な二項対立を横断し、それらが対話する風景をここ、横浜から眺めてみたいと思います。(秋葉大介)
※展覧会コンセプトは、本会場にて2025年に実施した芸術理論家の平倉圭氏によるゲストトーク「知覚、地下、新しさ」を下敷きとしており、展覧会タイトルはロバート・スミッソンのテキスト「Frederick Law Olmsted and the Dialectical Landscape」に由来しています。
会期:2026年6月20日(土)〜 8月16日(日)12:00〜20:00 水、木曜休館
会場:Art Center NEW(横浜・みなとみらい線「新高島」駅B1F)
入場料:一般1000円、大学生800円、高校生以下無料
参加アーティスト、団体:淺井裕介、ロジャー・アックリング、伊阪柊、石﨑朝子、ロバート・スミッソン、高橋臨太郎、都市と芸術の応答体、永田康祐、百頭たけし、吉川陽一郎
キュレーター:秋葉大介
コンセプト原案:平倉圭(芸術理論家)
主催:一般社団法人Ongoing
共催:横浜市にぎわいスポーツ文化局
助成:公益財団法人野村財団
協力:ANOMALY、Holt/Smithson Foundation、ロジャー・マクドナルド、米田拓朗
企画・制作:一般社団法人Token
決定次第、本ページにてお知らせします。
淺井裕介 Yusuke Asai
1981年東京都生まれ。制作地で採取した土や水を用いて描く「泥絵」、マスキングテープにマーカーで描く「マスキング・プラント」、鹿の血液から精製されたプルシアンブルーによる「青い血の絵」など、様々な素材と手法を駆使して絵を描き続ける。また、コロナ禍を機に陶芸を本格的に再開し、平面と立体を往還する中で、土だからこそ生まれる表現の深度をますます深めている。生命の源である土を用いた作品には、そこに生息していた多様な微生物や、そこから芽吹いた植物が持つ生命力の痕跡が息づき、その土地に生きる生物たちの営みそのものをも内包している。


ロジャー・アックリング Roger Ackling
1947年イギリス・ロンドン生まれ、2014年没。手持ちの虫眼鏡で太陽光を集光し、木片の表面を焦がして線を刻む独自の手法で知られる。海岸などで拾い集めた漂流木や日常的な木製品に繰り返し焼き跡を刻むことで、時間と自然の作用、そして自然と人間の関係を表すような静謐な作品を制作した。


伊阪柊 Shu Isaka
エージェントの過剰な検出を行う認知機能(HADD)と制作行為を結節させつつ、検出対象として宗教的対象に代わって、リスクを据えることにより、制作行為の前進/後退/迂回のスペクトルを時間・空間へのマッピングによって記述し、慣習や癖、特定の価値体系の影響下にある行動や表現からの離脱を目指す。その行為者の造語として「メソドグラファー」を自称する。メソドグラファー。これまでは地熱現象の追跡、都市電源に関わるステークホルダーの仮想的コミュニケーション、都市の規制空間におけるリスクナラティブによるオーバー・シミュレーションを行ってきた。近年は地球の環境変動の影響下における資源人類学的領野に関心を寄せる。


石﨑朝子 Asako Ishizaki
1996年栃木県生まれ。アーティスト。彫刻、映像、写真を用いて制作活動を行う。
2023年武蔵野美術大学大学院修士課程彫刻コース修了。渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)、スケーターやグラフィティライターによる街へのアクションから着想を得た《トレーシング・シティ》(2022–23)など、土地を身体的に観測するグラウンディング的なリサーチや、街中に残る痕跡の収集を出発点として、都市の別の視点を再構築する作品を発表している。近年の主な活動に「ATAMI ART GRANT 2024」(熱海市内、静岡、2024)、「P.O.N.D.2023」(PARCO MUSEUM TOKYO、東京、2023)、「しじし」(CON_、東京、2022)などがある。


ロバート・スミッソン Robert Smithson
1938年アメリカ・ニュー・ジャージー生まれ、1973年没。地質学や風景、そしてエントロピーの概念に関心を持ち、1960年代後半から自然環境を舞台とするランド・アートを展開した。大地を素材に用いた大規模な作品やプロジェクトを制作するとともに、自然や時間、場所に関する思考を展開する多くのテキストを執筆し、ランド・アートの理論的背景の形成に重要な役割を果たした。

高橋臨太郎 Rintaro Takahashi
1991年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。自身の身体によって環境に働きかけるパフォーマンスや、 立体、映像、インスタレーションなどをメディアに、物質や身体に限界までエネルギーを加え「変化する意識」について思考する。主な個展に 、「錨」( JUNGLE GYM /東京/2024 ) 、これまで参加したグループ展に「EENT」( POST-FAKE projects /東京/2023)、「清流の国ぎふ芸術祭 Art Award IN THE CUBE 2020」(岐阜県美術館)など。


都市と芸術の応答体 Reciprocal Units within Art and Urbanism
建築家の藤原徹平と芸術理論家の平倉圭が共同ディレクターとして2020年に立ち上げたラーニング・コレクティブ。都市そのものを深く理解し、芸術を為す感覚と都市に生きる感覚とを重ねていくような応答性を軸に据える。プロアマを越えた学び直しの場として、ジャンル越境的な学びと試作の場をつくることをコンセプトに活動を展開している。2023年からは藤原が世話人として、都度コアメンバーを変える形で断続的に活動を継続。探求者たちのゆるやかなプラットフォームを目指している。
これまでのゲストアーティストに映画監督の三宅唱、小説家の柴崎友香ら多数。参加メンバーは、世界中の都市で生きるアーティスト・クリエーター・書店員・美術館職員など、のべ50人以上の人々が参加してきた。


永田康祐 Kosuke Nagata
1990年愛知県生まれ、神奈川県を拠点に活動。
自己と他者、自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立、 またそこに潜む曖昧さに関心をもち、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。 近年は、食文化におけるナショナル・アイデンティティの形成や、食事作法における身体技法や権力関係、 食料生産における動植物の生の管理といった問題についてビデオエッセイやコース料理形式のパフォーマンスを発表している。


百頭たけし Takeshi Hyakutou
1980年群馬県生まれ、栃木県出身。レンタサイクルを駆使し、JR武蔵野線や国道16号線沿いに多く存在する産廃業者や土木建築業者の集まる場所へ出向いては、無意識あるいは意識の不徹底が引き起こした事故のような風景を撮影している。


吉川陽一郎 Yoichiro Yoshikawa
1955年、鹿児島県に生まれ、7歳まで宮崎県都城市、以後神奈川県横浜市で育つ。1980年、多摩美術大学彫刻学科を卒業。以後様々な仕事(映画、TVコマーシャルの特殊効果、コンサートの花火師、専門学校・大学の講師、介護職員)をしながら、鉄や木材を使った立体作品を制作する。2010年代からは、自らの身体を使った表現も並行して行う。2006年から、横浜・中山の森で「森の保全と表現」の実験的な取り組みを続ける。最近の展示は、2022 オルタナティブ掘っ立て小屋「ナミイタ Nami Ita」、2016、17 東京・神田「路地と人」、2015,17,「「引込線/放射線」など



1981年東京都生まれ。制作地で採取した土や水を用いて描く「泥絵」、マスキングテープにマーカーで描く「マスキング・プラント」、鹿の血液から精製されたプルシアンブルーによる「青い血の絵」など、様々な素材と手法を駆使して絵を […]
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1947年イギリス・ロンドン生まれ、2014年没。手持ちの虫眼鏡で太陽光を集光し、木片の表面を焦がして線を刻む独自の手法で知られる。海岸などで拾い集めた漂流木や日常的な木製品に繰り返し焼き跡を刻むことで、時間と自然の作用 […]
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エージェントの過剰な検出を行う認知機能(HADD)と制作行為を結節させつつ、検出対象として宗教的対象に代わって、リスクを据えることにより、制作行為の前進/後退/迂回のスペクトルを時間・空間へのマッピングによって記述し、慣 […]
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1996年栃木県生まれ。アーティスト。彫刻、映像、写真を用いて制作活動を行う。2023年武蔵野美術大学大学院修士課程彫刻コース修了。渋谷の坂と身体の関係をモチーフにした《City Angle》(2021)、スケーターやグ […]
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1938年アメリカ・ニュー・ジャージー生まれ、1973年没。地質学や風景、そしてエントロピーの概念に関心を持ち、1960年代後半から自然環境を舞台とするランド・アートを展開した。大地を素材に用いた大規模な作品やプロジェク […]
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1991年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。自身の身体によって環境に働きかけるパフォーマンスや、 立体、映像、インスタレーションなどをメディアに、物質や身体に限界までエネルギーを加え「変化する意 […]
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建築家の藤原徹平と芸術理論家の平倉圭が共同ディレクターとして2020年に立ち上げたラーニング・コレクティブ。都市そのものを深く理解し、芸術を為す感覚と都市に生きる感覚とを重ねていくような応答性を軸に据える。プロアマを越え […]
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1990年愛知県生まれ、神奈川県を拠点に活動。自己と他者、自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立、 またそこに潜む曖昧さに関心をもち、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。 近年は、食文化 […]
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1980年群馬県生まれ、栃木県出身。レンタサイクルを駆使し、JR武蔵野線や国道16号線沿いに多く存在する産廃業者や土木建築業者の集まる場所へ出向いては、無意識あるいは意識の不徹底が引き起こした事故のような風景を撮影してい […]
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1955年、鹿児島県に生まれ、7歳まで宮崎県都城市、以後神奈川県横浜市で育つ。1980年、多摩美術大学彫刻学科を卒業。以後様々な仕事(映画、TVコマーシャルの特殊効果、コンサートの花火師、専門学校・大学の講師、介護職員) […]
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